文化・芸術

2009/01/20

「イノック・アーデン」

17日(土)に松下IMPホールに、石丸幹二さん復帰第一作の「イノック・アーデン」を観に行ってきました。

「イノック・アーデン」Enoch Arden
原作:アルフレッド・テニスン
作曲:リヒャルト・シュトラウス
演出:白井晃
出演:石丸幹二
ピアノ:石野真穂


リヒャルト・シュトラウスってこういう作品も書いていたのですね。ピアノ音楽のついた朗読劇です。劇団四季の看板俳優だった石丸さんの復帰作にしては渋い選択だなーと、チケットを買うときはそう思いましたが、いやいやどうして、これが想像以上に満足度の高い舞台でした。

グランドピアノと椅子とテーブル、背景に北のヨーロッパを思わせる暗い入り江の写真、というシンプルな舞台装置ですが、照明や効果音も入り、石丸さんも座ったままではなく、歩いたり演技付きで朗読されていたので、一人芝居を見ているようでもあります。石丸さんのよく通る声は自然で非常に聞きやすく、台本の言葉も聞いてわかりやすいように工夫されているのか、声と少しの動作だけで、スッと物語に引き込まれていきました。情景がちゃんと目に浮かんでくるのです。さすがプロのお仕事、と思いました。

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2006/12/05

アマデウス・ブログ

こんなのあったんですね(笑)!まだ全部読んでいませんが、面白そうです。
http://amadeus-blog.cocolog-nifty.com/blog/

ココセレブ:Special インタビュー「モーツァルトさん」(笑)というのが、ココログの管理画面で紹介されていたので、気がついたのですが…。↓これです。
http://celeb.cocolog-nifty.com/interview/2006/11/post_171e.html

モーツァルト大人気ですね。今年の顔だしね~~

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2006/11/19

もう一枚チケット確保…

ウィーンのチケット、着いた日とその次はチケット確保しておいて(どっちもRebecca)、後は現地調達。と思っていたのですが、「ドン・カルロ」の次の日の「アラベラ」も取ってしまいました。…トーマス・ハンプソンが出てるし(笑)。これは今年プレミエになった演目だそうで、12月9日が初日。元々リヒャルト・シュトラウスは好きなので、ええい!これも行っちゃえ!と。(Uweちん、少なくとも私がチケット取っている2日間の、どちらか片方には出演していてね(祈)。)

7日にはマチネで格安のチケットが出ているのですが、これはゲネプロ公開なのですね。このチケットはまだ買えるようです。こういう日もあるのですね。(これ、見ることができたらお得だなあ~)

オペラのチケットは、発売日以降はもうほとんど残っていないのですが、バレエはそうでもないみたいです。11月はマラーホフが「ジゼル」に出演中ですが、チケットは当日でも買えそう。何年か前に、日本人の中村祥子さんが出てる!というのを知って、前日に買おうとしたら、「見えない席しかない」といわれ(バレエで見えない席に座っても・・・)、あきらめたことがあります。なんで今は残っているのだろう??
…なんだかもったいないですね。11月にレベッカを見にウィーンに行かれる方、ついでにこれもどうですか?たまにはバレエもいいですよ(^^。

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2006/08/20

バレエ『ジゼル』

昨日、大阪フェスティバルホールで「ジゼル」を見てきました。

■第11回世界バレエフェスティバル 全幕特別プロ
『ジゼル』全2幕

ジゼル:ディアナ・ヴィシニョーワ
アルブレヒト:ウラジーミル・マラーホフ
ヒラリオン:木村和夫
バチルド姫:浜野香織
公爵:後藤晴雄
ウィルフリード:森田雅順
ジゼルの母:橘静子

ミルタ:井脇幸江
ドゥ・ウィリ:小出領子・長谷川智佳子

指揮:アレクサンドル・ソトニコフ
演奏:大阪センチュリー交響楽団


主役2人がゲスト、他の方々は東京バレエ団による上演。

感想。マラーホフのアルブレヒトが素晴らしく、見応えありました。バレエって、超絶的な技術はもちろん重要ですが、最後には演技力とオーラですね。特に2幕、ジゼルのお墓の前に現れるあたりから本当に引き込まれてしまいました。婚約者がいるにもかかわらず二股かけていた男なわけですが、ああいう風に、後悔と悲しさとを漂わせて(しかも優雅で美しい!)両手に百合の花束を抱えてやって来られると、そういうことは忘れて悲劇の主人公として見てしまいます。ヴィシニョーワとの息もぴったりで、元々中性的な雰囲気があるせいか、ウィリーたちの中で一人だけ人間、というより、ウィリーたちにとけ込んでいるようでした。

ヴィシニョーワはどちらかというと大人っぽくて艶やか。純真無垢な村娘(なんですよね?)な1幕のジゼル向きかどうかはわからないけど、ヒラリオンもアルブレヒトも夢中にさせてしまう、というのが納得できるジゼルでした。踊りはやっぱり1幕より2幕の方が印象的。この世の人でなくなった透明感と静かな悲しみ、みたいなものを感じました。でもアルブレヒトをかばうところなど、マラーホフより強そうに見えることも。ミルタの井脇さんが、女王の風格を感じさせる圧倒的なリーダーぶりだったので、余計にそう見えたのかも知れませんが。

ラスト。朝が来て、墓へ帰って行くジゼルの後を追うように、墓に近づき、倒れ伏すアルブレヒトの姿には「ジゼルのおかげで助かってよかった」というのは微塵もなく、そのまま後を追ってしまいそうな悲しさがあふれていました。裏切られたのに、ひどい男なのに、ジゼルは彼を助ける。その優しさ尊さよ(涙)、みたいな解釈もあると思うのですが、(前に見た舞台はそんな感じだったかも?)今回は全然違って見えました。(私は今回の方が好きですね。)


春に東京で見た「眠りの森の美女」のときも思いましたが、東京バレエ団の、端の人までビシッとそろった一糸乱れぬコールドバレエは本当にお見事! 1幕の男性4人の踊りもバシッと決まっていましたし、日本のバレエ団のレベルの高さを感じました。


役に入り込んでいたせいか、マラーホフはカーテンコールでも、“心ここにあらず”といった表情。何度もカーテンコールが繰り返され、最後には、一階席の観客がほとんど立ち上がって拍手を贈っていましたが、そのころになってようやくかすかに笑顔が見えたかな? 今日は1階のボックス席のあたりにブラボー隊(?)がいて、ポイント、ポイントで拍手とブラボーをさかんにかけていました。相当に詳しいファンか関係者か?


ともかく満足できる舞台で、見に行けてよかったです。


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2006/06/02

「吸血鬼」

昨日に引き続き、吸血鬼話ですが、ヨーロッパで19世紀に吸血鬼を題材にした小説や演劇が大流行したきっかけとなったという、ジョン・ウィリアム・ポリドリの『吸血鬼』という小説を読んでみたいのですが…、翻訳は出ていないのでしょうかね?? 
だいぶ前にここに書いた、マルシュナーのオペラ「吸血鬼」。これのストーリーはこの小説に基づいているみたいですし。でも「ドラキュラ」と「カーミラ」は有名で文庫本も出ていますが、他のはほとんど見かけることがないような気がします。


最近、TdVのアーカイブへのアクセスが多いのですが、東宝の上演が近づいているからでしょうか。 ずっと放置したままでしたが、やっぱり最後までいきましょうかね。でもネタバレしては申し訳ないかな・・・という気もするし。。。。


ところで、右のサイドバーに「知の再発見」双書シリーズの『吸血鬼伝説』を入れてみました。この本によるとポリドリは、詩人のバイロンが語ってきかせた話を元に小説『吸血鬼』を書いたんだそうですね。

上のオペラのタイトル、綴りが「Vampyre」になっているのですが、なぜなのかと思えば、この小説の表紙の綴りと同じだったのですね。「知の再発見」双書に写真が載っていました。(この小説は、間違えて<バイロン作>として出版されていたそうです。)「知の再発見」双書には、オペラの話は載っていませんが、TdVのシュツットガルト公演のパンフレットではしっかり言及されていました。さすがドイツね!

(「知の再発見」双書はフランスの本の翻訳なので、このシリーズから出ている「エリザベート」の資料なども、ドイツ語からフランス語に翻訳したものを元にしているらしきところがあり、うーん…ちょっとね…と思うところもあります。)


オペラ「Vampyre」、前に買ったCDの音があまり良くなかったので(激安だったから仕方ないけど)、ローマ ・ イタリア放送交響楽団の方も聞いてみたいです。

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2006/04/21

モーツァルトのドキュメンタリー

4月22日と29日、BS2のクラシックロイヤルシートで、「ウォルフガングって誰?」というモーツァルトについてのドキュメンタリー番組が放送されます。2005年ORF 他の制作だそうで、いろいろ豪華出演者の名前があがっていますので、演奏も楽しめそうです。

http://www.nhk.or.jp/bsclassic/crs/crs-2006-04.html

前編は22日(土)の深夜放送だから…、明日寝る前に録画セットをしておかないと!

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2006/03/11

今更ですが「眠りの森の美女」

最近またココログが重くて、夜10~12時頃はログインできないことが多かったのですが、とうとう昨日は10時間以上サーバーがダウン。見ることはできるんですが、書き込みは×。コメント、トラックバックもできなかったようです。困るなあ・・・。


先月「魔笛」と同じときに見てきたマラーホフの「眠りの森の美女」、ちゃんと感想を書こうと思っていましたが、なんだか忙しくてすっかりタイミングを逃してしまいました。というわけで、ちょっとだけさらっと。。

これは、ベルリン国立バレエで初演されたマラーホフの新振付「眠りの森の美女」。東京バレエ団の公演で、オーロラ姫はベルリンでも踊った吉岡美佳さん、デジレ王子はマラーホフ、リラの精(=オーロラ姫を助ける良い妖精)は上野水香さん他のご出演。このバレエ、後半の招待客が延々踊るシーンなど、とことん(無駄に?^^;;)長い!という印象が強かったのですが、かなりコンパクトにまとめてあるようでした。私はバレエに詳しくないので、どこがカットされているか等はよくわかりませんが…。

マラーホフはさすがの王子様ぶり。印象的だったのは、ちょっとオカマ風のカラボス(=悪い魔女)のキャラクター!(笑)

舞台装置は薔薇づくし。床には緑のシートが引いてあり、どこかのお城の庭園(バラ園?)のようでした。衣装もメルヒェン風でとことん可愛く、パステル調のおとぎ話の世界を追求しましたという雰囲気でした。オーロラ姫が指をさすのも糸巻きではなく、薔薇の花束に針が仕込んであって…という演出になっていました。眠りについたオーロラ姫の上にも薔薇のつるが巻き付いた籠が降りてくるし…で、どこまでもバラ、バラ、バラ…。大がかりな装置ではないけれど、美しくまとまっていて楽しめました。

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2005/12/27

来年はモーツァルト

モーツァルトイヤーということで、いろんな音楽雑誌の1月号はまたまたモーツァルト大特集になってます。モーストリークラシックにウィーン・モーツァルト・イヤー総監督のインタビューが載っていますが、アン・デア・ウィーン劇場について

>「…モーツァルトの死後立てられたので、その作品の初演こそありませんが、建てたのが「魔笛」でかかわりのあったシカネーダーだったし、ベートーヴェンの「フィデリオ」の初演が行われるなど由緒ある劇場です。…」「友人のドミンゴが『死ぬ前に一度でいいから、この舞台で歌ってみたいな』と行ってきた。」「広さも程よく、アクースティックが素晴らしい。…」等々。

こういうのを読んでいると、また行きたくなってきます(笑)。音響がとてもいいので、ミュージカルを上演させておくのはもったいない、という声が多かったみたいですが、ミュージカル上演でも十二分に音響の良さは味わえるのです。たとえば、Elisabethの"Die Shatten"。日本の劇場だとサビの部分のバイオリンの音が埋没しちゃっててほとんど聞こえて来ないけど、あそこの劇場だとはっきり聞こえます。オケの楽器のひとつひとつがはっきり聞こえてくるミュージカル上演ってあんまり無いです。DVD見て、ウィーンの上演もいいなあと思った方には、是非生で味わっていただきたかったけど・・・もう終わっちゃったからねえ。。。ほんとに残念!


来年のウィーンフィルのニューイヤーコンサートでは、モーツァルトイヤーを記念して、特別にモーツァルトの曲が2曲演奏されるそうです。(1曲は「フィガロの結婚」序曲らしいです。もう1曲はなんでしょうね。)

そうそう、この雑誌には中川晃教さんのインタビューも載ってます。宮本亜門さんも。

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2005/12/22

ノートルダム・ド・パリ(イタリア)

Notre dame de Paris のイタリア版DVDを見ました。2002年の発売で、気にはなっていたんですが、先日ようやく購入。簡単に感想なぞ…。

このDVDは、「アレーナ・ディ・ヴェローナ」という古代ローマの闘技場跡で上演された公演を収録したもの。「アレーナ・ディ・ヴェローナ」は、夏の期間、世界最大の野外オペラ音楽祭と言われる有名なヴェローナ音楽祭が行われる会場で、なんと2万人収容!ときおり入る客席の様子は、まさに巨大ロックコンサート状態。

舞台自体は、細かい演出は違っているかもしれませんが。フランス版のDVDで見たものとだいたい同じです。(といっても随分前に見たきりなので、記憶が薄れていますが…)
エスメラルダ(Lola Ponce)が良かった! 妖艶というより可愛いタイプなのが印象的。フルール・ド・リス(伊版では Fiordaliso。フィーバス隊長の婚約者で、お金持ちの令嬢)がけっこう大人っぽいので、この二人の対比がくっきり浮かび上がってきました。エスメラルダって、アダルトイメージがあるような気がしていましたが、本来16か17歳だったと思うし。
フルール・ド・リスは、フランスDVDをご覧になった方はご存じだと思いますが、16歳ぐらいだったかな?、とても若い女優さん(歌手かも)が演じていて、あっちでは幼さが強調されていましたが、イタリアは1幕<清楚な令嬢>、しかし、しかし、2幕でフィーバスに「エスメラルダを絞首刑にして!」と迫るところでは、エスメラルダよりずっと大人っぽく強く見えました。結果、エスメラルダの純真さと悲劇が際だってきたように感じます。
うん、イタリア版、いいかも。

DVDは2枚組で2枚目は特典映像。メイキングやら、スタッフ、キャストインタビューが入ってます。ざーっと見ましたが、興味深いところが色々ありました。プロデューサーの「出演者は無名のシンガーから選んだ。どこで彼らを見つけてきたんだ?!とよく聞かれるが、有名な出演者を見に来るのではなく、Notre Dameという作品を見てほしかったからね。」との発言や、作曲者のリカルド・コッチャンテの「アングロサクソンのミュージカルとは違う、フランスやイタリア独自のものを作りたかった。ラテンのスタイルを入れた。音楽も随分違ったものになっている。電子楽器を大幅に取り入れ、ロック音楽と伝統的なオーケストラを融合させた。中世の雰囲気を出すためにパーカッションを強調したシーンもある。」「NotreDameのことはミュージカル(コメディ・ムジカーレ)と呼ぶけれど、私は特に区別してにスペクタクル・ムジカーレと呼んでいる。」などなど。

箱には L'opera と書いてあるんですが・・・出演者は皆さんポップシンガーです。練習中も、セリフの練習でもマイクを使ってることに<おおっ>と思いました。舞台では生で歌うわけじゃないし、マイクに上手く声を乗せるのも大事なテクニックなんだろうな。彼らのプロ意識を感じました。

この公演、イタリア各地でも上演されたそうです。十戒に続いて、日本に持ってきてもらえたら…と思いますが、そんな可能性は無いのかな? ミュージカルといえば、未だにイタリア、フランスは不毛の地と思っている人も多いですが、英米とは違うスタイルのものが生まれてます。(そもそもミュージカルの分類に入ってないし…。フランスのCDショップでも国内ポップスのコーナーに山積みしてあった。)これらをミュージカルと呼ぶのが適当かどうかわかりませんが、ちょっとアメリカ中心の目線から視線をずらしてみると、世界中に魅力的な舞台が色々見つけられるのではないか、と。そんなことを思いました。

P.S. ラスト近く、フロローが捕らえられたエスメラルダに「Ti amo ~!」と歌うところで、お客さんから盛大な拍手が起きていました。
そうそう、最後に<皆さんご一緒に!「カテドラーレ」大合唱>もありました。アカペラで歌い始めるグランゴワールが素敵です。


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2005/12/06

ウィーンのサイトに

とうとうウィーンのエリザベートの最終公演が終わりましたねー(しみじみ)。VBWのサイトにもその記事が載ってます。千秋楽レポート、というよりは、「大成功をおさめたミュージカル、その歴史を振り返る」という感じの内容ですけど。

Mayaさんの持っているゴールドディスクがまぶしいわ~~、…右手に持ってるのは、発売されたばかりのDVDですね。この記事では、「12月2日に発売になった」と書かれていますので、もう劇場では売ってるのね!先日、私のところにも、SoMから<発送しました>メールが来ていましたので、楽しみに待つことにします~♪

このHP上のAn der Wienのロゴも消えちゃうんだろうな~~「オペラ座の怪人」ウィーン版CDからおなじみのロゴでしたが、Mozart Jahreのサイトには使われてみたいなので、ミュージカル時代のアン・デア・ウィーン劇場専用ロゴなのかも知れません。ちょっと寂しいかも・・・。


・・・といいつつ、私はオペラも見る人なので、アン・デア・ウィーンにもまた絶対行くつもり。来年はモーツァルト中心だけど、アンゲリカ・キルヒシュラーガーとサイモン・キーンリーサイドのコンサートとか、トーマス・ハンプソン(この人ウィーンでは特に人気で親衛隊までいるらしい)のコンサートなぞもあるそうです。
私の希望としては、是非、あの劇場でナタリー・デセイの出演する「ナクソス島のアリアドネ」を見てみたい。

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